GIPI(Global IP Institute Project)は、日本発IPのグローバル展開と、IP産業を支える知見・人材を育てるための研究プロジェクトです。

iU(情報経営イノベーション専門職大学)、MID Lab.(Media Innovation Design Lab./松村太郎研究室)、株式会社INFINIT8による共同研究・研究会活動を起点に、KMD研究所での研究・教育展開を見据えながら、情報収集、ケース研究、教育リソース化、産業界との対話を進めています。

研究の経緯

これまでGIPIでは、IPとビジネス、IPと教育、IPとテクノロジー、IPと地域・企業活動を接続する視点から、国内外のニュース、政策、企業動向、実務上の事例を継続的に整理してきました。

  • 日本発IPの海外展開、ゲーム、アニメ、VTuber、キャラクターなどの事例分析
  • 企業・商品・地域がIP化し、ファンやコミュニティを形成するプロセスの整理
  • IPホルダー、実務者、法務・知財関係者、教育関係者との意見交換
  • GIPI Meetupなどの研究会・対話の場づくり
  • 記事、レポート、講義、ワークショップへ展開するための研究素材の蓄積

活動を通じて見えてきたのは、IPを「作る人」だけでなく、IPを事業化し、権利を守り、世界へ広げ、次の人材へ伝える人が必要だということです。GIPIは、この課題を研究・教育・産業連携の共通テーマとして体系化していきます。

GIPIが扱う研究領域

  • グローバルIP展開:市場選択、流通、ファン形成、現地パートナー、ローカライズ
  • 法律とビジネス:権利処理、ライセンス、契約、マネタイズ、権利保護
  • AIとテクノロジー:制作・流通・コンテンツ来歴・ガバナンス
  • 企業・地域・文化資源のIP化:ブランド、観光、スポーツ、伝統工芸、地域との共創
  • IP人材の育成:事業開発、法務・知財、海外展開、制作、データ、教育を横断するスキル

GIPIウェブサイトの役割

このウェブサイトは、GIPIの研究活動を社会に開き、現場の実務と教育・研究をつなぐ情報基盤です。ニュースを紹介するだけでなく、公開情報、企業の取り組み、政策、制度、契約やビジネスモデルの論点を、後から検証できる形で蓄積します。

  • 情報リソース:国内外のIP市場、政策、企業動向を継続的に収集・整理する
  • ケーススタディ:法律、契約、組織、収益モデル、海外展開、AI活用を比較できる事例にする
  • 教育リソース:講義ノート、研修モジュール、ワークショップに展開できる素材をつくる
  • 対話の入口:実務者、研究者、教育関係者、企業、政策関係者が論点を共有する
  • 社会への発信:記事、レポート、研究会記録を通じて、次の調査と協働につなげる

GIPIでは、公開できる事実、取材で得られる実務知、検証中の仮説を区別しながら発信します。異なる立場の意見や未達事例も含めて記録し、IPを持続的な成長投資へ変えていく条件を探ります。

これからの研究

今後は、グローバルIPに関する情報リソースとケーススタディを体系化し、IP産業に必要な人材像と教育要件を整理します。企業・教育機関・学生・専門家が活用できる教育基盤をつくり、研究会やコンソーシアムを通じて産業横断の知見形成と政策・社会提言へつなげていきます。

研究へのご意見、取材・研究会・教育連携に関するお問い合わせは、Contactよりお寄せください。